高機能自閉症児はちゃめちゃ子育てブログ -4ページ目
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山菜採り

今日は寒かったですね。雪なんかちらついて。
3月も終わりになる頃、山に遊びに行くと山菜をちらほら見かけます。
この山菜採りが長女は大好き。
人との関わりが苦手なのでいつの間にか家族で出かけるというと山になっていました。

ふきのとうから始まり、たらの芽、少しするとつくしやわらび、ぜんまい等。
子供を持つまでは山菜採りなんていったことなかったのですが、これが結構楽しいのです。

高機能自閉症の子をもったおかげでこんな楽しみを持つことができたのかな?
子どもは親を選んで生まれてくると、あるブログで読みました。
たしかにそうかもしれません。障害児が1人いるとそれだけで大変なのですが、誰でもできることがなかなかできなかったりするので出来たときの喜びも大きいのです。また、山菜採りなんてこの子がいなかったらやってないことですものね。

もって帰った山菜を調理して翌日食卓へ。自分たちのとった山菜を食べると子供たちも喜んでたくさん食べます。やっぱり自分で採ってきたものはおいしいのでしょうね。

山菜の名前も図鑑で調べて、でもこの見分け方は難しいですね。
今年ももう少ししたら山菜採りに出かけたいと言い出すのかなぁ?

山菜の図鑑を紹介します。

著者: 菱山 忠三郎
タイトル: 山菜

こだわり

この頃虫に興味を示し始めた長女は、毎日虫捕りをしていました。
草原を走り回って、特に蝶に魅せられてしまった長女は追いかけて追いかけて・・・。

1ヶ月もすると、鼻がズルズル。咳がゴホゴホ。
病院へ行くと、アレルギー反応有りと診断。

蝶のリンプンや雑草の花粉に反応していたみたいです。
でも高機能自閉症の長女は、一度凝りだすととまりません。
こだわりというやつですね。
虫を取らないと1日が終わらないといった感じで、マスクをつけて出かけます。

少し大きくなってからは、アゲハチョウの幼虫を捕まえてきて家で飼うことに。毎日みかんの葉っぱをとってきては、虫かごに入れて成長を楽しみにしていました。そのうちさなぎになって、そして蝶へ。またそれも逃がさないで、とうとう卵を産んで死ぬまで世話したこともありました。

保育園では、虫博士なんていわれるものだからすっかりその気になっていく長女。大きくなったら、虫博士になるのが夢だそうです。

このこだわりが、高機能自閉症の良い点でもあり、悪い点でもあるのですよね。

好きな事があるっていうのは、本当に幸せだと思います。何もないよりやはり良いと思いますし、何かに集中できるってすばらしい。

虫が家の中にいるのはちょっと気持ち悪いけど、こんなところを伸ばしていけたらなぁと思います。

今でも家では虫の宝庫になっています。

皆さんのところのこだわりは、何ですか?

こんな図鑑がありましたので紹介しておきますね。


著者: 藤丸 篤夫, 新開 孝
タイトル: 虫の飼いかたさがしかた

寝る前の儀式?

さあ、寝よう!と布団に入ってから、長女には儀式があります。
絵本を読むこと。それから、今日一日にあったこと。

この頃大好きだったほんを1つ紹介します。



著者: いわむら かずお
タイトル: 14ひきシリーズ 秋冬セット (2)

この中で、「14ひきのこもりうた」っていうのがあるのですが、これがなんとも言えずほんわかしていて親も子供も和むんですよね。このシリーズ大好きで、お友達にもプレゼントしたことがありました。

本を読んで、和やかな気持ちになったところで次女は眠るのですが、長女はここからが本番!

今日一日の出来事で、お友達とのトラブルやわからなかった事等、1時間くらい話します。おかげで、何があったのかどんなところで困っているのかがよくわかりますし、アドバイスもできますよね。

これは今でも続いていますし、自閉症児の人間関係の弱さが本当によく解ります。普通では何でもないことが、自閉症児にはちんぷんかんぷん。

例えば、お友達が急に怒ったのは何で?とか、お友達が泣いた。とか、普通なら小さな子でも理解できることが解らないんですよね。

これを1つ1つ説明していきますので、寝るまでに1時間くらいかかるわけです。

普段忙しくてなかなか話が聞けないので我が家ではこうしているのですが、長女にしてみれば寝る前の儀式となっているようです。

保育園へ・・・いきなり登園拒否!

4歳になり保育園に通い始めました。
そして1ヶ月後、冗談で他の子から「おばけだぞ」とふざけられ、パニックになる長女。わぁ~と大声で叫ぶ表現方法が面白かったのか、毎日のようにいじめられ人数も増えて長女にはとても恐ろしい場所になってしまいました。

それからは大変で、人間不信の状態です。
お昼寝では毎日お漏らし。つばを吐いて人を寄せ付けない。先生方も困り果て、事務所で保育をしようか?なんて言い出したり・・・。
入園する前に障害児であることはお知らせしてあったのですがこのようなことになってしまいました。

こんなときは、本人はもちろんですが、親もつらいですね。
仕方なく1日だけお休みさせ、ゆったりと。

このまま恐ろしい場所で終わってほしくないので、かわいそうだと思いながら先生とも相談して次の日からは保育園へ。

そうしているうちにお友達が1人でき、2人できと少しずつ保育園になじんでいきました。先生方には本当によく面倒をみていただいて感謝しています。

これが大きくなってからの登校拒否だとこうはいかないのかな?と思います。まだ、小さいからこれだけ立ち直れたのだと。
それでも、しっかり立ち直るのに1年かかりましたけどね。

高機能自閉症であるいじょう、人間関係がしんどいのも解っていますのでこれから先、また登校拒否になったらその時は学校に行かなくてもいいかな?なんて思っています。大人になったときこの子が生きていければいいのですから。

お散歩

3歳からといえば、次女も連れてのお散歩によく出かけました。この頃、植物や昆虫に興味を持っていた長女は、落ち葉や落ち花、どんぐりやまつぼっくり等拾っては、袋に入れ家に持ち帰ることがよくありました。

歩くのが嫌いな次女を歩かせようと、トトロの主題歌「お散歩」を歌いながらの落ち葉拾いです。歩こ~歩こ~私は元気~。歩くの大好き~。どんどん行こう~。なーんて歌いながら3人で歩きました。こんな風に歩いていると、次女も少しはがんばって歩くのですよね。

途中この花は何かな?このどんぐりは丸いね。とか、帽子をかぶったどんぐりがあった。なんて、一日歩き回っていました。でも、次女が歩くのは少しだけですけどね。

で、家に持ち帰った落ち花等を図鑑で調べ植物の名前をどんどん覚えていきました。この図鑑を見ることが、長女には言葉や字を覚える良いきっかけだったみたいですね。字を教えたわけではないのに、花の名前を覚えるうちに、字まで読めるようになって。自閉症の子には、図鑑はとてもわかりやすいものだったようですね。目で見て単語を覚えるというように、視覚的なことはどんどん頭に入ってくるらしいです。

のんびりお散歩をしていると、今まで気づかなかったちょっとしたことが新鮮に感じられました。例えば、毎日お散歩していると日々の植物の成長や、季節ごとの植物や虫など、また雲の流れや夕日の沈み方など、子供が感動したことを親の方もあらためて感動したり、とても心地よくまたリラックスもできます。こんなところが育児の楽しさではないでしょうか?子供と共感して自分の子供時代を振り替えってみる。なんともいえず良いものだと私は思います。

皆さんは、育児を楽しんでいらっしゃいますか?

次女誕生!ママをとられた

今日は2歳からのお話をしますね。

2歳の誕生日の1ヶ月前、次女が誕生!

このことは、どこの子でもあると思うのですが「ママをとられた」と思う長女。産婦人科の病室におばあちゃんと一緒に来た長女は、ものすごい顔をしてにらみました。ここから、姉妹の争いが始まり現在も尾を引いています。

自閉症の子は、抱っこされることが苦手です。そこに、毎日抱っこされている次女が現れ憎みます。長女を抱っこしてもすぐに逃げてしまい甘えることのできない長女はひたすら次女を恨みます。悪循環の始まりです。

次女は、おばあちゃんに面倒見てもらって、多動の長女と毎日お散歩へ出かけ長女のために時間を取っていましたが、次女をかわいがるなんてことはありません。次女におっぱいを飲ませていると、次女の上に乗ってくるので、毎度立っておっぱいを飲ませていました。そのうちおっぱいの時間になると、部屋の隅へ行ってツバはきを始めました。

自閉症の子は、人の気持ちになることが苦手です。この頃は、やっと言葉を言い出したところで、赤ちゃんのことを話すのは無理なのですが、大きくなってからも次女ばかりかわいがると言います。実際は、長女にたくさん手をかけ次女はほったらかしだったのですが・・・

そのことをここ1年くらいかけて話しています。そのときには、なんとなく理解してくれますが、直にフラッシュバックが起こり次女ばかりかわいがっていたと、言います。ま、少しづつですがこれについては言わなくなっているように思います。少しは、成長してきたかな?

皆さんのおうちではどうですか?
この頃上の子はデリケートですからしっかりフォローしてあげて下さいね。

多動症?なにそれ・・・?

さて、今日は1歳からのお話。

1歳といえば、ようやく歩き始める頃だと思います。

我が家の長女も歩き始めました。

というか、歩き出したと思ったらいきなり走り始めました。

そのまま走り続けて近所の小さな公園では手狭になってしまったのです。

気をつけないと公園から飛び出して道路に・・・

そこで、近くに大きな公園があり、ここなら飛び出す心配もないと思い

毎日連れて行っていました。

朝、お弁当を持って出かけそのまま夕方まで。

ただひたすら走っていました。

1歳6ヶ月検診のとき、やはりじっと座っていられず

保険所の中でひたすら走り、保健婦さんに居残りを言い渡されました。

一通り検診が終わり、居残っているのは私たち親子だけ。トホホ・・・

保健婦さんに通された部屋で走りつかれたのか、緊張疲れか、

ベビーカーでお昼ねをはじめました。

ここでようやく保健婦さんとお話ができたのですが、

ショックなことに「多動症の疑いがあります。」と言うのです。

多動症?なにそれ・・・?とわけのわからないまま帰宅。

それからというもの、病院で自閉症と診断されるまでずっと多動症だと思って

きました。

多動症とは何だ?その頃まだインターネットが普及していませんでしたから

本屋さんへ行って探しました。

でも、小さな本屋さんではこんな本売ってないんですよね。<BR>

多動症についてはここ をごらん下さい。

とにかくこの頃大変でした。

続きは次回。

人見知り

0歳児の時、本当に手がかからず、人見知りもありませんでした。

でもそれっておかしいですよね。

2人目が出来て初めて解ったのですが、人見知りをして泣くなんて当たり前だったんですよね。

泣いて、だっこして、しがみつく。

これが、長女には無かった。

今想い出すと、少し育ってからもだっこは苦手でしたね。

手のかからない子は、ご用心?


「追記」

読者リストに1人登録がありました。

とても嬉しいです。

これからも宜しくお願いします。

お子さんの誕生楽しみですね。

すてきなパパいなって下さいね。

わがままな子?

我が家の長女は高機能自閉症です。

その事が解ったのは、小学校に入る前に病院で診断を受けたからです。



それまでは、どこに相談すれば良いかも解らず、

何かおかしい?

どうしてこんなに手がかかるの?

変な事ばかりする?

でも、頭が悪いようには思えない?

と???...の私でした。



高機能自閉症についてはここを見て下さい。



高機能自閉症は、

知的発達の遅れが無いですし、

一見したところ他の子と何にも代わりが無いため、

とても解りにくいのですが、

「他人との社会的関係の形成の困難さ」、

「言葉の発達の遅れ」、

「興味や関心が狭く特定のものへのこだわり」

がありますので毎日いろんな事件が起こります。



相手の気持ちになるなんて事は出来ませんから、

「変な子」、「わがままな子」、

と見られ怒られてばかりいます。



この子は現在10才。

自分が高機能自閉症である事も知っています。

これまでの事を次回からお話していきますね。



ブログ初めてなもので戸惑いながらの執筆です。
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